○ 購入のキッカケ
アネックス社のリバティ5.0がディーゼル規制の為に乗れなくなるので買い換えを決意する。
○ 車種選び
2002年の夏ごろからキャンカー探しを始める。
一番先に検討したのがバーストナー社のA532−2。2003年のビックサイトのRVショーにて購入するつもりだったが、バーストナーは必要とおもわれる装備はほとんどオプション扱いなので、必然的に見積価格は上昇。
結局、高額になってしまい。妻の許可がおりませんでした。
しかし、最低でも、今乗っているキャンカーと同じ装備は欲しいので、妻の許してくれた予算内で別の車種を探すことにしました。
捜す条件の一番は、やはり収納です。バーストナーの最大の魅力であるダブルフロアの収納に近いものを求めると、国産車ではなかなか見つかりませんでした。
ならば、標準車を改造してもらうしかない、しかも車両価格を変えずに・・・。
そんなわがままな要求を聞いてくれたのがバンテック。
販売店が自宅からも近いこともあり、後々のメンテ、改造には便利なこともあり、バンテック社のキャンピングカーを購入することにしました。
多数販売されているバンテック社のキャンカーより1台の車に絞りました。
それが、今回注文に至ったレオバンクスです。
気に入った理由ですが、先ずは価格の割に充実した装備でしょうか。
そして私のわがまま改造がしやすいレイアウトが大きなポイントとなりました。
その改造とは、収納にはこだわりたかったので、リヤの二段ベットの下のベットの撤去、扉付きの隔壁の取り付け、大型バゲッジドアに変更です。
これでバーストナーに負けない収納が出来たと思います。
それから思っていたよりリビングが広いのが印象的でしたね。
ただ、ベース車がカムロードのガソリン2000ccAT/2WDと非力だけど、今のキャンカーも非力なので、そこはまた我慢するようですね。(笑)
○ 以前乗っていたディーゼル車のリバティと比べた、ガソリン車の走行フィーリング
清水タンク満水、トイレ用浄水タンク満水、もちろんボイラー内も水を満水状態にして、家族4人の体重を積んで出かけてみました。
ただし、キャンプ道具と食料等は積んでないので、キャンプに出かける状態を想定しての走行までは出来ませんでしたが、以前のキャンカーよりは少しだけ高速道路の坂道に強い印象を受けます。
高速走行では・・・
高速の合流もなんとかエンジン回転を回せばクリア。
100Kmまで速度を上げたが平坦路であれば、以前のキャンカーよりもアクセルに余裕が少しある感じで、100Km+αをキープするのは余裕ですが、少しでも登り坂になると速度メーターは下がりはじめます。
少しアクセルを踏み込んでやるとキックダウンして加速がはじまりますが、任意にボタンにてオーバードライブを解除したり、2レンジにシフトダウンした方が速度が落ちる前に加速していきます。
エンジン回転が低いところではトルクが無ないので、回転を上げないとそれなりの走りは期待できませんでしたけど、いつも走行している高速道路の坂道でエンジンが唸りますけど、以前のキャンカーに比べると+10Km以上の速度で登りました。
一般道では・・・
一般道では問題無く走ってくれます。
しかし、急坂をになると低速トルクが無いのでエンジン回転上げないとを登りません。
箱根駅伝コースでも有名な急な山坂道を登ってみました。
しかも、オートマの「Lレンジ」と「2レンジ」を使いながらです。
急な登り坂はこまめなシフトチェンジが必要のようです。
エアコンはもちろん点けぱなしでのトライです。
ちなみに、アクセルのベタ踏みはしてませんが、エンジン回転は「Lレンジ」で4500rpmまで回して35km〜40km・・・かなりエンジンが唸ってます。
速度が上がらないうちに「2レンジ」に入れると急坂の場合速度が徐々に落ちます。
エアコンを切った場合のテストしてないので解かりませんが、その場合少しは登りやすくなると思います。
まあ、エアコン切ってまでして登るなんて今時ねぇ・・・。(笑)
以前のキャンカーもそうでしたが、これから暑くなりエアコン等を使用すれば速度低下はしかたないでしょうね。
乗り心地は・・・
おどろいたのが、足回りの良さですね。
乗り心地もそうですが、以前のキャンカーはランチョを前後に取り付けていましたが、それと同等の安心感があり、大型トラックに抜かされても不安なく片手にて走行可能なのにはビックリです。
カーブの連続する山坂道でコーナーを早めに旋回しても、以前のキャンカーだと倒れるんじゃないかと、錯覚するほどでしたが、不安無く曲がることが出来ますね。
リヤに良く乗る子供たちに感想を聞くと、乗り心地が良いと言ってました。
車内、車外のどちらで聞いてもディーゼルに比べるとガソリンエンジンの音は静かですね。
高速走行していても、以前のディーゼルだと高速走行が始まった途端にボリューム上げないと、ラジオやCDを聞く事ができませんでしたが、ガソリン車の車内はセダンレベルまでとは行きませんが、音量そのままで隣りの妻との会話も大声出さなくて済み、長距離移動時のストレスが少し減るんじゃないかと思ってます。
ただし、走りのストレスは、また長く付き合っていくようですけどね!(爆)
全部を満足した訳ではありませんが「まあ、こんなもんかな・・」ってな感じです。
○ 燃費
皆さんも気になると思う燃費ですが、はっきり言って悪いです。
総重量が3トンにせまる重量の車両をわずか2000ccの排気量のガソリンエンジンで動かしてるので仕方ないかもしれません。
普通の乗用車もそうですが、アクセルを踏めば踏んだだけ消費するので、アクセルワークに神経を使えば燃費は確実に伸びますね。
高速走行では80km位がベストかもしれませんが、今の時代90km〜100kmは最低出したいところです。(笑)
色々な人の話によると、一般道でもエンジン回転を3000rpm以下に押さえての走行がベストだそうですが、まだ実地してませんので解かりませんが、燃費7km/L台も出るそうです。
まあ、私の運転の仕方ですと今のところ平均燃費5.5km/L〜6.0km/Lに落ち着くのではないかと思われます。
この車はガソリンを燃焼させるFFヒーターが付いているので、冬季はまたそれなりに消費すると思われます。
夏はエアコンで消費が激しいので、一番燃費が良いのは春と秋でしょうかね。(笑)
○ 寝心地
バンクベット、リヤベット、ダイネットベット、共にマットに硬さがあるので寝心地は良いです。
以前のキャンカー「リバティ5.0」とに比べると、今の方が寝心地は良いですね。
ただ、バンクベットのマットから天井までの高さは「リバティ5.0」の方が高くて開放感があります。
そのかわり「バンクス」はベット面積が広いですね。
大人3人が、進行方向に対して縦でも横でも寝れます。
ただ、私が感じた難点は、ベット用のラダーが標準で付いていますが子供向きですね。
大人がそのラダーを使用すると、ベットマットと天井までの隙間が少ない為に膝を変に曲げなければバンクベットに登れませんね。
ですから今は補助シートの手すりに足を掛けて登り降りしています。
○ バンクスの水周り
清水タンクは87Lとなっていますが、ポンプが水中ポンプ横置きの為に、最後まで吸い上げはできません。
10L前後はタンクに残ってしまうので、実質使えるのは75L前後だと思います。
そして、この車には清水タンクのインジケーターが付いてないので残量がわかりません。
吸い上げなくなったら水が空っぽと言う考えではなくて、吸い上げ出来なかった残り10L前後は、予備という考えで清水タンクのドレンコックからの水を利用すればOKかと思っています。(※バンクスにはドレンコックは付いていません。清水タンク内に浴槽の排水口の蓋に似た蓋があるだけですので、コックを自作しました。)
簡単に言うとバイクの予備タンクみたいな使い方ですかね。(笑)
あくまでも最終手段ですけど・・・。
初代のキャンカー「ウィザード」も水中ポンプタイプでしたが、75Lをすべて使い切ることが出来るようにタンク中央が凹んでいまして、そこに水中ポンプがピッタリと直立してましたので最後まで使い切ることができました。
2代目のキャンカー「リバティ」は清水タンク70Lでしたがシャフローのポンプを使用してましたので、水圧もあり家庭の水道のような感覚で使えました。
ただ勢いがある分、節水には気を使いましたね。(笑)
節水を考えると、シャフローと比べてチョロチョロと感じる水圧の水中ポンプの方が良いかもしれません。
2代目キャンカーはグレータンク(70L)の満水を知らせるインジケーターが付いていましたが、3代目キャンカー「レオバンクス」には付いていません。
ですが、満水が近づくとシンクからの排水がスムーズに流れなくなります。
これを満水が近い合図と思えば、使用していて不便は感じませんね。
バンクスも排水タンク容量は70Lです。
水圧を確保できるようにバンクスには水中ポンプが直列に2個付いていますが、個人的意見としてはもう少し水圧が欲しいところです。
もちろん、ボイラー内も満水にしてあげないと水圧は上がりませんね。
なんだかんだ色々言っても水回りも良く出来てるキャンカーだと思います。
○ バンクスの断熱性
先日、地面に霜柱が立つ気温の中で泊まって来ました。まだまだ、冬の始まりですので氷点下までは下がりませんでしたが、その状態で感じたバンクスの断熱性について書きます。
以前のアネックス車と比べると断熱性は少し劣りますね。
天井、壁からの冷え込みに対しての断熱は同等なのですが、床からの冷え込みに対してはリバティの方が格段に良かったですね。
車体の下回りを見ると、その辺の作りの違いが良くわかります。
ですが、暖房機器、つまりFFヒターがとても良い物なので、それを補ってくれてます。
トルマのじわじわと効くタイプと違い、バンクスに標準搭載されているガソリン式のバベストのFFが優れているので、床からの冷え込みは感じませんでした。
FFの噴出し口もダイネット足元、キッチン足元、それとトイレルーム。暖気も上手く循環するようで早く室内が暖まります。
アクリルやガラス2重窓とは違い、気になるガラス一枚窓からの冷気ですが、それほど感じませんでした。もちろん結露も気になる値ではありませんでした。
ただ、外気温がさらに氷点下になる状態の場所でしたら、結露も多く発生したかもしれません。
清水タンクは室内にあるのでFFヒーターを最低でも、弱で点けていれば、凍結はないでしょう。
ですが、排水タンクは床下にむき出しなので、バルブ等タンク内で凍結すると思われます。
凍らせない工夫としては、ラジエターの不凍液を薄めずに原液ではじめから排水タンクに入れておくのも手ですね。ただし有害物質なので垂れ流し厳禁です。
それから、キャンプ場等で宿泊する場合はFFヒーターの排気音は結構響きますので、場合によっては使用を控えることになるでしょう。
そんな場合は、100Vの電源サイトを利用して、小型の電気ヒーター等を兼用するのが望ましいかもしれません。
本格的な冬はまだ体験してませんが、そこそこ冬でも使えるキャンカーだと思います。
以下、順々に記入予定。
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